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zoom RSS これからのIT業界について思うこと

<<   作成日時 : 2009/05/21 21:46   >>

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低消費電力でパフォーマンスが向上した「次世代Atomプロセッサ」を搭載した低価格ミニノートが登場へ

 この記事を読んだときに、私はなんとも表現できない胸の痛みを感じたのである。
 PC業界の日進月歩の進歩をかれこれ30年近くに渡り眺めてきたが、ここ数年の技術動向に関して、どうにも胸躍るようなワクワク感を感じなくなってしまったのである。これが年とともに訪れる感受性の衰えというものなのだろうか、などと自嘲してみたりもするのだが、今を生きる若さにあふれる10代の人たちは、現状をどう感じているのだろうか。おそらくは、物心ついた頃にはすでにレコードやカセットテープなどは身の回りに存在せず、デジタル記録されたS/N比の優れた音楽を楽しんでいたりしたのであろう。今の若者は、ヒスノイズなど聴いたことも無いのではなかろうか?インターネットラジオが普及した現在、FMのエアチェックなど、もはや死語に等しい言葉だろうし、また録音レベルの調整などと話したところで、CDのリッピングが中心の時代では、その言葉の意味はおそらく理解されないだろう。

 それは、PCに関しても同様で、過去においては、やりたいことと出来ることは、残念ながら大きく乖離していた。色は白黒や8色や16色、解像度は14インチブラウン管に320*200 640*400 などといった解像度、音は標準でビープ音、外部音源でFM音源カード、処理速度は精々数MHzなどといった世界では、出来ることなど高々しれていた。しかし、当時のPCは夢の宝箱であり、希望が詰まっていた、ように思う。創意工夫をしてあれこれ無い知恵を絞って楽しんでいたのである。 1200bpsのモデムで「ぴーひゃらら」とやっていた頃など、おお、パソコン使ってるじゃん!などと興奮したものだ。映画、ウォーゲームの世界などを妄想したりもした。音響カプラーなどといった力技で通信していた時代、果たしてどれだけの人間が、今の蜘蛛の巣状に構築されたWWWと呼ばれる全世界的に隈無く張り巡らされたネット世界を想像しえただろうか?ビルゲイツですら、90年代初めまでは独自のVANに固執していて、インターネットに対する関心度は低かったらしい。今ではMSNは単なるインターネットサービスとしてwebで公開されているのはご存じの通りだ。

 何度も書いてきたかと思うが、もうPCの家電化は止まらないのだろう。一家に一台どころか個人で数台が当たり前のようになってきてしまっているのだ。携帯電話の高性能化も驚くほどここ数年で進んできている。スマートフォンなどは、一種のPCと読んでも差し支えないだろう。ああ、80年代に夢見ていた世界が実現したにもかかわらず、なぜこうも胸躍らないのだろうか。やはり、夢とは夢のままであるべき存在なのだろうか?

 ハードウェアの性能向上に関しては、もはやあまり関心は無くなってきてしまったのだが、ではソフトの方はどうだろうか?こちらも、現在ではネットを中心としたWebアプリケーションが中心となりつつあるような気がする。一番に思いつくのはやはりGoogleだろう。無料であれほどのソフト群を提供されてしまっては、他社は太刀打ちできないだろう。もちろん魅力的なソフトだから利用率も高いのだろうが、でも、なんか違うのである。便利なのは認めるのだが、なんだかなー、こんなはずじゃなかったのになー、という気分が蔓延しているというか。

 やはり結論としては、PCをとりまくITは、高価なおもちゃから実用的な道具に変わったのだから、妙な夢や期待を持つな、ということなのだろうか?それはまるで、昨今の国内電機メーカーの元気のなさを見るようで、なんとも寂しく切なかったりするのである。

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