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zoom RSS HDDの記憶容量とPC業界について思うこと

<<   作成日時 : 2009/04/20 20:57   >>

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 誰しもが思ったネタで全く申し訳ないのだが、テラバイトクラスのHDDを買われた方はこう思ったであろう。「地球へ」と。実際私も思ったので恥ずかしがることはない、やっちゃった人は手を挙げなさい。というか、かれこれ15年以上前からずっとこのネタを考えていて、HDDが1TByteを超えたら言ってやるんだ、とずっと思っていた。もっともまさか言う日が来るとは思わなかったのだが。いや、来るとは思ってはいたのだ。だがそれは、あくまでもサーバレベルの話であって、個人レベルで1台あたり1Tもの容量のHDDを所有する必要性が来る世の中が実際に来るなどとは夢にも思わなかったのである。
 私が初めてPCに触れたのは今を去ること20うん数年前、JR-100と呼ばれたキーボード型のPCだった。記憶は定かでは無いが、MSXはまだ無かったのでは無かろうか。あったらこんなの買ってはいなかったはずである。(ひどい言い分だ)
 当時、マイコンBASIC片手にピコピコとボタンを人差し指で押しながらBASIC言語を入力していき、キャラクタベースのゲームを遊んだような気がする。データレコーダはボリュームを10の目盛りに合わせてギャギャギャーだのビビビーだの言わせながらデータを読み込み、UFOのゲームなどで遊んだ記憶もある。そう、記憶媒体はカセットテープなのである。ところで、もし、この記事を読んでいる方で「カセットテープ」を見たこともなければ触ったこともなければそもそも存在そのものを知らない、という人がいたら正直に手を挙げてほしい。もしいたら、ジェネレーションギャップでわたしはきっと倒れてしまうだろう。もう、そんな時代なのかと。VHSもすでにそうなりつつあるし、テープメディアはサーバ用のテープストリーマ以外は消えゆく運命なのだろうか。
 それはさておき、テラである。そう先日、わたしはWesternDigital社のWD10EADSを税込み価格7480円で購入したのだ。7480円である。1Tbyteが、である。待てと、何なのかと。わたしが初めてHDDを購入したのはいつのことだったか、だしか大学に入る前は、HDDはまだ使ってなかったような気がする。あんな頃はSCSIの『大容量固定ディスク装置』が 『20MByteで30万円』とかそんな時代だったのではなかっただろうか?注意してほしい、Gでは無い、Mである。Tの百万分の一である。2HDフォーマットのFDにして20枚弱の容量である。いやまて、あんな当時まだ2HDは無かったのではないか?となると2DDとかそんなんだったか?いやいや、そんなことはどうでもよいのだ。そんな時代を過ごしてきたわけだから、現在の、わたしのこの驚きがわかっていただけると思う。それから少し後、EPSONのPC-286VG(5インチ 2HD-FDD*2 HDDレス)を14インチカラーモニター、FM音源カード込みで30万弱で買ったなどと、今の若い人たちには理解できないだろう。さらに言うと当時のNECのPC-9801は定価が498000円などと、今から思えばありえない価格設定だったのだ。まぁ、しかし、楽しかったからいいのかもしれない。思い出はプライスレスなのである。出来ることは限られていた。現在のマルチメディア的なことは何一つ出来てはいなかった。当時はMP3なんてなかったし、そもそもPCM音源すら無かった。PCゲームはFM音源とSSGの合成で音楽を楽しんでいたりしたのである。わたしはPC8801の時代からXANADUやソーサリアンやイース、信長の野望や三国志や大戦略といったゲームを相当やりこんだものだが、あのチープな音源で随分と感動を味わったものなのだ。思い出補正が入ってると思うが、イースやソーサリアンの当時の音源を、今、聴いても感動できるのは間違いない。動画投稿サイトにいくつかあったので、当時を知る人たちには、ぜひ聴いてもらいたい。なんというか、懐かしさがこみ上げて思わず涙をこぼしてしまいそうになるのである。特にソーサリアンの音楽は格別なので、今の若い人たちにも当時の空気を知る意味でもオススメ出来る。古代祐三でググルとさらに幸せになれるかもしれない。
 ああ、いかん、話が逸れた。年寄りの長話は嫌われるというのに。そう、テラである。1000GByteである。1,000,000MByteである。M表記ではカンマを打たないと桁数が分からなくなってしまうほどの容量なのである。大雑把に昔風の表現をするならフロッピーにして80万枚程度の容量である。もう眩暈がしそうなのである。値段はといえば1万円でお釣りが返ってくるというのだ。なんというか、凄いんだけど、凄くないのである。ああ、このもどかしい思い、通じないであろうか。
 いや、分かってはいるのだ。PCが普通に5万円で(しかも何も追加購入しなくても実用に耐えうるだけの性能を持ったPCが)買えてしまう時代、もはや高級な玩具から、安価な実用品へと、当時の誰もが夢に描いた『誰もが使える一人に一台のパーソナルコンピューター』がついに今、実現しただけなのだ。実に喜ばしいことなのである。そう、喜ぶべきなのである。……だが、喜べないのである。なんというか、そう、期待はずれというか拍子はずれというのか。そう、こんな筈ではなかった、という思いのほうが強いのである。
 この寂寥感を表すにはわたしの拙い言語表現能力では、とても表現しきれないのだが、30歳以上(アラサーというらしい。相変わらずマスコミはアホな言葉を流行らせようとして空転気味だと思う)でPC歴20年以上という熱心なPCユーザーには概ね同意していただけるのではなかろうか?この一抹の寂しさを。若者達には老人の感傷と切って捨てられそうではあるが、それでも昔のあの情熱をどこかに置き忘れてしまっているのではないかと強く思うのである、今のPC業界は。
 やはり、DOS/V機が席巻し始めたのが一つの契機だったのではないだろうか。COMPAQショックにより一気にPCの値段が半額となり、気がつけば国民機と呼ばれていたPC-9801シリーズの売り上げは激減していった。そしてその後、次第にFM-TOWNSやX68000といった日本独自規格のPCも消えつつあった。ついに、1990年代後期には、日本におけるPC戦国時代はほぼ終結し、海外DOS/V連合の前に日本のメーカーは規格戦争に敗北したのである。今では当たり前のようにNECも富士通もSHARPもDOS/V機を作っている。ほぼ時を同じくして、Windowsに世界は統一されたのだ。
 結局の所、我々は利便性と引き替えに、わくわく感やどきどき感を失ってしまったのだな、と一抹の寂しさを覚えながら今日はこれで筆を休めるのである。




注:今ではWindowsマシンの事をDOS/V機などとは表現しないようであるが、2000年頃まではDOS/V機という表現が普通に使われていたような気がする。まぁ、今時PCの画面解像度をVGA(640*480)で表示する人など数えるほどしかいないだろうから当たり前と言えば当たり前なのだが。ネットブックですら、いや携帯電話ですらそれよりも高解像度なのであるから。今は普通にPC、Windowsマシン、Mac、Linuxマシンなどと呼ぶのが一般的であろう。

補足:パーソナルコンピュータ史




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